新聞マンガに「改革」が来るのか?

今日の産経新聞に新聞マンガに関するコラムが載っていました。
【断層】呉智英 新聞マンガにこそ「改革」を

日本のマンガは強い競争原理によって水準の高いとなっているが、その競争原理のない新聞マンガは自己革新がなく、時間が止まっていた、との指摘。呉智英氏は、20年前から新聞マンガの”つまらなさ”を指摘していましたので、その時に比べると『ののちゃん』や『ひなちゃんの日常』を評価しているところが、今回のコラムにて変化が見られます。

新聞マンガに競争原理が働かないという指摘は、その一面は確かにあるとは思うのですが、それを阻んでいるのは自己革新の無いマンガ家ではなく、新聞社の体質にあるのでは、と私は思うのです。その度合いは、新聞社によってバラバラでしょう。

呉氏が評価する産経新聞の『ひなちゃんの日常』、以前は週一回の掲載でした。それが一面に連日掲載されるようになると、今ではひなちゃん宛に年賀状が1,0146通も届くほどの大人気となっているのは、新聞社内の自己革新の意識があったからでは無いでしょうか。他紙よりも幅広いマンガを載せているのがその現れでしょう。

あとは、漫画家が新聞に載せようと思っても、新聞社自信にその窓口が無いという現状も問題と言えるでしょう。読売国際漫画大賞は2007年に最後となってしまったために、大新聞と投稿者(漫画家)との接点が消えてしまったなのは残念なことです。

琉球新報の『がじゅまるファミリー』は新聞社では漫画を募集していませんでしたが、作者が100回分作品を描き、新聞社に投稿したのが連載のきっかけでした。琉球新報の社内で新聞マンガに対してマンガとして理解があったと言えますが、他紙でもそうあって欲しいところですが・・・

評論家の呉智英氏は日本マンガ学会の会長でもいらっしゃいますので、その会長様のお考えが「改革」するような新聞マンガの登場を期待したいところです。

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