残念な内容の読売社説
マンガ産業 国際化時代の戦略が必要だ(5月10日付・読売社説)
>マンガを学ぶために日本の大学に入る留学生も増えている。
>しかし、日本のマンガの収集・保存や研究に取り組む研究機関はまだまだ少ない。
うーん、何て社説だ。
読売社内のマンガの視点というのは、日本のマンガを世界に発信する”だけ”の一方通行になってしまったようです。
指摘の通り、マンガの研究機関というのは他の文化研究に比べれば少ないと言えます。それだけに、新設される研究機関というのに、その意味合いが特に求められる訳ですが、日本のマンガのみ扱う施設を設けても、海外発信には繋がらないでしょう。
日本の工業製品が世界に受け入れられている背景には、質の高さとともに輸出先のマーケティングがあってこそです。マンガで言えば、その向こうに存在するComicなどの現状分析やマンガ表現の許容度など、文化の違いなどを研究する機関が必要になるはずです。こらからのマンガ研究の施設には、そういった情報の収集や連携が求められる・・・・と私は思うんですが、「戦略だ」「子供が少ないから進出だ」という盲目的な社説は、まぁ如何なモノかと思います。
読売新聞といえば、一昨年まで「読売国際漫画大賞」という賞を主催し、入賞作が掲載された元旦の新聞が楽しみだったのですが、それらの入賞作の中には世界中からの応募作品がありました。海外のマンガ表現を日本に紹介するという活動を以前の読売新聞では行っていたのですが、残念ながらここ数年は休止状態。
マンガ研究は、表現の相互理解が伴ってこそ深みが生まれる訳で、決して一方通行ではないと思うのですが、その活動を休止してしまった読売新聞には、すでにそう言った視点が無くなってしまっているのでしょうか?残念なことです。
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社説つながりで、4月26日の静岡新聞に「ケータイコミック-ブームに流されないで」という社説が載っていました。
倍々ゲームで増えるケータイコミック、売れ筋が「大胆な性描写が出てくる作品」が多いため、「読み手には確かな選択の目が欠かせず、供給にも早めの歯止めなり規制も必要となってくるだろう。」
いわゆる、成人向け漫画と”やおい”がケータイマンガの主流なのが問題だと言いたいのでしょうが、紙媒体では18禁などの一定の規制も行われてますが、ケータイマンガではどうなのでしょうか?”歯止めなり規制”という言葉の裏が、どうも気になります。




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