8/8あらい太郎氏の政治漫画は、深い。
8/8の琉球新報に載っていた、あらい太郎氏の『漫画時評』は、かなり深いです。
扱ってるテーマは裁判員制度で、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんの「裁判員制度」が、検察が持つたくさんのおもちゃに興味津々、端や弁護士は”ちゃっちい”でんでん太鼓。故に赤ちゃんの「裁判員制度」は検察に吸い寄せられてしまう。そういうコマです。
コマの中では、裁判員”制度”を赤ちゃん(=未熟で自立していない不安定なモノ)として描いています。が、このコマの構造を裁判員”制度”ではなく、新聞の”読者”である裁判員そのものとしてマンガの読みをズラしてみると、どうでしょうか?
裁判員がいかに未熟であり、カネ使いまくりアピールしまくりの検察の魅力に吸い寄せられてしまうのでは?という危機感をコマの中で旨く描いている、そうとらえることが出来ます。
それと同時に、一般市民を赤ちゃんとして描くことは、そういえば最近はなかったかなぁ?と思った次第です。
戦前・戦後直後の政治漫画には、占領先の国家なり国民なりを子供や女子として描き、社会的構図として一般市民の弱さを構造とも捕らえることが出来る(と私が思う)政治漫画が存在しますが、今回のコマの構造というのは、実は戦前のソレと同様ではないでしょうか?
もちろん、戦前の政治状況と裁判員制度とを同感させることはかなり飛躍したマンガの読みではありますが、それでも8/8あらい太郎氏の政治漫画は、深いです。
地方紙の政治漫画は、同一の作品が載っていることが多いので、お近くに新聞があったら漁ってみてください。




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