政治漫画はそういうものです(東国原知事ブログの件)
宮崎県の東国原英夫知事が、地元の宮崎日日新聞に掲載されたマンガの内容に怒っている。と、下記のサイトを教えていただきました(ありがとうございます)。
東国原知事が地元紙に掲載されたマンガに激怒「単なる誹謗中傷を超越」。(Narinari.com)
掲載されていたのは、宮崎日日新聞の12/28にカラー掲載されている「宮崎まんがグループと年間賞受賞者による 宮日世相まんが2009年決定版」。宮崎日日新聞は2日遅れの郵送で購読していますが、これを見ると「あぁ、もう年末なんだなぁ」と思ってしまうコーナーです。
『宮日世相まんが』は、宮崎県内の読者が1コマや4コマを投稿し、毎月末の誌面に寸評とともに大きく掲載されているコーナーで、今年で19年目。読者投稿の政治漫画というのは、他紙では高知新聞の「高新まんが道場」がありますが(今年で22年目)、そのほかの新聞ではが無く、非常に興味深く毎号読んでいました。
また、宮崎まんがグループは、毎日掲載されている1コマ政治漫画『宮日戯評』の執筆陣で、県内の3人の漫画家によって支えられていますが、県内の出来事をもとに毎日政治漫画を載せている新聞も、北海道新聞の『一筆軽笑』がありますが(月曜は休み)、これもそのほかの新聞では見られないものです。
この2つが載っている宮崎日日新聞は、連日県内の出来事を政治漫画にして掲載し、また読者もそれを投稿しているという、政治漫画の勢いが無くなってきている日本の新聞においては類い希な新聞です。
で、ここで描かれている東国原知事ですが、切り抜きを1年分探ってみたら『宮日戯評』で一年で36回、『宮日世相まんが』では・・・数えられないぐらい載っていますね。その東国原像、当選直後はもちろんかっこよく描かれていたのですが、今年7月に東国原知事が国政への意欲をポロポロと漏らすと、それはもうエラい描かれようです。
なので、東国原知事のブログにて、宮崎日日新聞のマンガが”事実に大きく反する。大変な侮蔑である。”と非常に憤慨の様子ですが、一言で言えば政治漫画(風刺漫画)というのは、そういうものです。それにそのまま反応するのは政治家としてはみっともないですねぇ。この漫画を描いているのは宮崎県民ですから、国政に色気を出したあとの知事の姿を、一部の県民はこんな冷ややかな目で見てますよ。と批評している、いわば愛のムチ。それを読めずに一方的にブログに書き連ねて自己満足してしまうのは、県知事としては残念なことです。
また、こういった風刺ができるのも、奥深い日本のマンガ文化のなせる技。変な規制が入ることなく、新聞マンガらしいマンガが載り続けることを願うばかりです。




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